古材

古材・古民家の再生事業

〜古民家から出る材料はすべて、再生・持続可能な資源です〜
日本の家屋の平均寿命は25年から30年という常識が定着している昨今、アメリカ55年、イギリス75年、世界標準の70年と比較しても日本の寿命は信じられない数字です。
そこで国が2008年年頭に200年住宅ビジョンを立ち上げるなど、日本の住宅政策は大きな転換期に入っています。「良いものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」という考えが官民一体となって少しずつ定着しつつあるのです。
 戦前まで、日本の民家にはその家の歴史の象徴となるような大黒柱がありました。樹齢100年程の大木が使われ、木材は再利用を重ねて代々使い続けるという伝統文化が息づいていました。温かみのある住空間があったわけです。しかし、こうした古民家はつい最近まで、解体され膨大な廃棄物として焼却処分されてきました。経年変化の流れの中で、飴色になり癒しを増した柱、梁、職人技が光る古材が重機で一瞬の間に解体されてしまったのです。
 当社はこの伝統的な資材に着目、古材、古民家の復活再生を目標に、平成20年から「多摩古材工房」を開設しました。工房では味わいのある古き良きものを再発見して、よみがえらせる事業に取り組んでおります。

古材再活用、古民家再生の業務内容

1. 伝統資材を活用した建築の企画、提案、施工
住宅、マンション、ビル、店舗、公共施設などの建築物に今まで解体され処分されてきた古民家の古材、古建具、家具を使った空間の企画、提案、施工を行います。
2. 建築分野における木材等に古民家の古材、古建具、家具、民具の再利用の研究
住宅、マンション、ビル、店舗、公共施設などの建築分野における古材関連の再利用方法の開発、研究を行っています。
3. 建築分野における古材関連利用に関する社会的認知の促進
古材関連の企画、提案を通じて社会における持続可能な社会実現のための意識の向上を図り、環境に配慮した住宅作りを目指し未来の子供たちに残していこうと考えています。

古材活用士/古民家鑑定士/古材施工技術士
葛田 昌弘

民家再生施工事例

民家再生は4つに分類されます。

  • ①現地再生
  • ②移築再生
  • ③部分再生
  • ④古材利用 

の施術があります。


各々に一長一短があり使用する古民家の傷み具合と、コンディションや施主様の要望、コスト等を検討し、どの方法にするかを初期の段階で慎重に選択する必要があります。
下記は、山梨県甲府市の築120年の古民家を解体し東京あきるの市に移築した施工事例です。
6間×5間、30坪、2階建。古建具は傷みが少なく一部補修して使用、構造躯体は損傷なく100%再使用、階段の踏板に歪みや変形があり、虫食いも多数見つかったため、無垢のヒノキ材を使用、水回り設備は全て新調しました。 内・外壁を漆喰塗り壁とし、築120年の経年変化、大黒柱、梁、建具の古材から醸し出される癒し効果が施主様の喜びに表れているようです。